初心者が『Hottop Coffee Roaster/ホトップ・コーヒーロースター)』で
初めてのコーヒー焙煎にチャレンジしてみた!

コーヒー好きが家庭でも小規模店舗でも手軽に焙煎できるコンパクト実力派コーヒー焙煎機でコーヒーファンなら誰もが夢見る小さな自家焙煎珈琲店のマスター気分を味わう!
初心者が『Hottop Coffee Roaster/ホトップ・コーヒーロースター)』で初めてのコーヒー焙煎にチャレンジしてみた!

これが全自動でも美味しく焙煎できる『コーヒー焙煎機(Hottop Coffee Roaster/ホトップ・コーヒーロースター)KN-8828B-2KJ+』(483×254×356mm/9kg・税抜小売価格336,000円・2018年10月発売)。ちなみにホトップはドライフルーツメーカーなどでも知られるアメリカの機器メーカー。焙煎時の煙は抑えられているというが、念のため自宅マンションのベランダでチャレンジ

「いつかこだわりの小さな自家焙煎珈琲店のマスターになりたい」
コーヒー好きなら誰もが抱く夢が現実に一歩近づく手軽な焙煎機!

いつか自分のこだわりの美味しいコーヒーをふるまえる、カウンター中心の小さな自家焙煎の喫茶店のマスターになりたい。コーヒー好きなら一度ならず何度でも抱く妄想だろう。珈琲豆の選定はいい、コーヒーミルで挽きたてを味わうのはもはや日常の行為になっている。

しかしそこで大きな問題となるのが「焙煎」である。近年街に増えた自家焙煎珈琲豆販売店で買ってすぐ飲む焙煎したて&挽きたてコーヒーの美味しさは知っていても、大きなマシンでザッザッという音を立てて焙煎されているのを見ると、腰が引けるのではないだろうか。

前から見ると漂う機関車感。フロントカバーの下部は焙煎室が覗き込めるガラス窓になっている。下の受け皿は攪拌器付き冷却トレイ。焙煎の終わった豆はここに排出される

筆者も大のコーヒー好きで、手煎りの小さな網付き器具は使ったことはあるがパチパチはぜる音が派手だし、煙ももうもうと出るし、何よりムラが出る。回転ドラムのマシンにはかなわないなというのが正直なところだった。

焙煎中は絶対触れてはいけない銀色ボディー。火傷しないようにヒートガードグリルがついているのが親切

だから日本ニーダーの方から、コーヒー焙煎機の試用を持ちかけられた時、相当どでかいものだと予測していたので、自宅マンションでできるようなものではないかなと諦めていた。しかし、話を聞くと小型で火災を防ぐ安全機構がしっかりとしており、マンションでもベランダを使えば普通に使用可能というではないか。

焙煎室内の煙をこのフィルターを通すことによって薄くしてくれる

そうなれば話は違う。しかも1回20分で225〜300gの焙煎が可能だというから、1日40〜50杯出る程度の小規模店舗なら2回焙煎すれば計40分程度でまかなえてしまう。これはもう喫茶店マスター妄想が現実に一歩近づくということではないか。

そこで実際に日本ニーダーから登場した『コーヒー焙煎機 (Hottop Coffee Roaster/ホトップ・コーヒーロースター)KN-8828B-2KJ+』を妻の手を借りつつ、試してみることにした!

【Hottop Coffee Roaster KN-8828B-2KJ+の特徴】
①初心者にも簡単な「AUTO」(全自動)モードとプロのこだわりに応えるマニュアルモード。3パターンまで本体にオリジナル焙煎プロファイルを記憶可能。
②225g〜300g(250g推奨)をわずか10〜25分で焙煎可能
③AC100V日本国内仕様(家庭用コンセントで使用可能)
④省スペース、低煙設計

◆まずは焙煎されていない生豆のコーヒー豆を入手する

最近では自家焙煎珈琲豆販売店も増えたので、生豆の入手はさほど難しくない。近所に店舗がない場合でも普通にAmazonなどのネットショップでも手に入る。

今回使用したのは日本で人気の高い「コロンビアエクセルソ」(松屋珈琲)の生豆。通称「コロンビアマイルド」と呼ばれる水洗い式アラビカ種で、大きさも標準なら1kg1,000円程度の高すぎず安すぎずの豆。うまく焙煎すると苦味のしっかりした美味しさとなるらしい。

ちなみにこの段階でハンドピックといって、小さい豆や割れた豆を取り除くと雑味が取れるのだけれど、ざっと見たところ、さほど問題がありそうに見えなかったので、ざっくり何粒か取り除いただけで済ます。

推奨量は250gなので、きっちり測っておく。

◆万が一のトラブルにも二重の対策が取られている安心感

つまみで調整できるのは上から時間、温度、熱量、ファン。「AUTO」モードでは使わない

右側に調整つまみがずらっと並ぶ。とかく世の中デジタル化されがちだが、このアナログなつまみこそが楽しいのに。でも「オート」で使う場合はいじる必要がない。覚えておくべきは、左下の「ON/OFF START」ボタンとその隣の「ENTER/SAVE」ボタン。そして万が一中で豆が燃えだしてしまった時のための「EJECT」ボタン。

さらに本体後部には電気系統トラブルでEJECTボタンが効かなくなった時でも使える「緊急排出ツマミ」付き。慣れない初心者にとっては、この用心深さがうれしい。ほんと、火事だけはシャレにならないので。念のためいつでも水をかけて消火できるように水も用意しておこう

◆初心者なら迷わず「AUTO」モード!まずはオーブンのように「予熱」が必要!

プロが使うとき用にフルマニュアル操作もできるが、初心者なので、今回はマシンにお任せの「AUTO」モードで焙煎する。なのでそんなにユーザーが操作することはない。つまみもいじらない。

コンセントに本体をつないだら、「ON/OFF START」ボタンで起動、そして画面表示が「Auto」と出るまで切り替えていく。そして「ENTER/SAVE」ボタンを押す。

初期設定は「18分」「209℃」と表示される。これはどちらかに達すると、自動的に豆が排出されるようになっている。これまた発火の危険を減らすためのガード機能だ。そして再び「ENTER/SAVE」ボタンを押す。

今度は「Ph」と出て、やっとマシンが動き出す。これはPreheat、つまり予熱中ということ。まだこの段階では豆を入れずに、待つ。

まずは予熱が必要だ!

きちんと予熱が75℃に達すると結構大きめなアラーム音(ブザー音)が鳴るので驚かないように。鳴ったら豆の投入タイミング。生豆投入口カバーを外して、付属の漏斗を取り付ける。

熱々なので注意

一気にドバッと入れる

生豆投入口カバーを戻す

豆を投入したら、あとは見守る!その場を離れない!!

内部の回転とともにザッザッという生豆の音がする。最初は何も起こらない。香りもなければ煙もない。

これといってすることはない

焙煎室を覗くとぐるぐる撹拌されている生豆たち

見ていたら、だんだん豆が茶色に!この辺りから香りが出てくる。通称「1ハゼ」と呼ばれる小枝を折るような音がパキッパキッ

このようにマンションでよくあるまるっきりのベランダで使用。ベランダいっぱいにコーヒーの香ばしい香りが広がる。結構大きめの音がするので、夜間にやるとまずいかな。大量ではないけれど、室内換気扇では追いつかない程度の煙は出る。

焙煎が進むと豆のはぜる音が変わる。これが「2ハゼ」。どちらかというと小さな音。でも香りがどんどん強くなる!自家焙煎感が半端ない。あと3分ちょっとだ

煙はそんなに長い時間ではないが、モワッと出る!

この焙煎中も用心深いのが『Hottop Coffee Roaster/ホトップ・コーヒーロースター)』。急速に温度が上がってしまうと危険かもと判断して、警告アラームが鳴ってしまう。だが、見ていて別に発火しているわけでなければ、「ENTER/SAVE」を押せば継続してくれる。再び鳴ったとしても「ENTER/SAVE」で継続可能。でも温度か時間が到達すれば、自動的に排出される。また自分で焙煎室の内部を覗いて色で判断して「EJECT」ボタンを押しても排出可能だ。

最初はうっすら薄い煙がフィルターを通して排出される程度。ただコーヒーの香りは周辺に充満するくらい

焙煎も終わりに近づいたラスト30秒くらいは結構煙が出る。家庭ならベランダ推奨。業務用の換気扇なら大丈夫かも

焙煎終了。自動で一気にザザーっと出てくる焙煎済みの豆

冷却トレイには金属製の回転バーが付いており、それが豆を攪拌して冷ましてくれる。これも自動でストップしてくれるので、待つのみ!

無事に焙煎できました!!

感動!

もっとコーヒーかす(チャフ)が飛び散るかと思ったが、ほぼなかった。ベランダ掃除の必要なし

焙煎済みの豆を食べてみると、カリッとして、しっかり焙煎されたコーヒーならではの苦味と香ばしさが広がる。正直にいうと、え、これでできちゃったの!? という感じ。「AUTO」モードでこんなにきちんとした市販コーヒー豆レベルのものができるとは思わなかった! これは感動。真面目に自家焙煎珈琲店マスターの夢に近づいたんじゃないか、これは。

振り向けば「CHAF」の文字。そうだ、焙煎室下のチャフトレーを掃除するんだった

うわ、こんなにたくさんのチャフが…。これをこぼさなければ周りは散らからない

この段階で小さくて焦げちゃった豆を取り除くとさらに良し。ほとんどなかったけど

今日飲む分だけ残してあとは密閉袋で保存用に

大成功!

正直、何らかの失敗は覚悟していたのだが、ものすごくスムーズに成功してしまった。そこそこのコーヒー知識があれば、引っかかるところはほとんどないのではないだろうか。

何の変哲も無いコーヒーミルとコーヒーメーカー

いつも使用している焙煎済みと同じ条件になるように、いつものコーヒーミルで挽いて、いつものコーヒーメーカーでドリップ。だが、明らかに別物。何と言っても香ばしさが違う。焙煎したてで挽きたてでドリップしたてで飲むコーヒーの、この贅沢な美味しさ。

コーヒー好きならこの贅沢感、わかるはず!

苦味があるけれど、程よく酸味で中和されて、ボディー感のしっかりある味わい。これは1kg1,000円の味じゃないことだけは確か。普通に一杯800円クラスの味わい。まあ焙煎機の価格、焙煎の手間などいろいろあるけれど、豆の原価で考えると20杯分と考えて1杯12.5円…、15杯分と考えても16円…。すごいな、『Hottop Coffee Roaster/ホトップ・コーヒーロースター)』。しかも「AUTO」モードなら悩むところはないし、微調整ならつまみを調整することもできる。さらに3パターンまでは本体に記憶させることができるし、USBポートがあるので、非公式アプリながらそれでインターネットを通じて焙煎方法を共有することも可能だ。

抜群に美味しい!

もはや焙煎にこだわるしか道はなくなったコーヒー通の人、将来的にいつかは小規模な自家焙煎珈琲店を開きたいと考えている人、ライバル店が周りに増えて、差別化したいと考えている小規模カフェ経営者など、導入を検討してみるといいかもしれない。

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構成・ゲッカヨ編集室
撮影・清水葉子 文・清水りょういち

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